1. HOME
  2. ブログ
  3. おいしいお米を評価する「米の食味ランキング」とは?

おいしいお米を評価する「米の食味ランキング」とは?

毎年、日本穀物検定協会が、おいしいお米を評価る「米の食味ランキング」を行っています。このランキングは産地と品種ごとのお米を試食して評価しているもので、1971年度から実施されています。1971年度に初めて特Aを獲得したのは、埼玉県の「彩のきずな」や、高知県の「にこまる」、佐賀県の「夢しずく」などでした。

米の食味ランキングは、専門的な訓練をうけたエキスパート20名が、外観や香り、味、粘り気、硬さ、総合評価の6つの項目について評価した結果にもとづいて選ばれています。

評価の基準となるのは、複数の産地のこしひかりをブレンドしたお米です。この基準米と評価するお米とを比較して、基準米と同じであれば0点となります。基準米より良いと劣るは、その割当によって±1、±2、±3の3段階で評価されます。

評価の結果、基準米と同等ランクのものを「A’」、特に良質なものを「特A」、良質なものを「A」。基準米よりもやや品質が劣るものを「B」、品質が劣るものを「B’」と評価しているのです。

2019産のお米の食味ランキングは155品種がエントリーし、このうち特Aと評価されたお米は54品種でした。これは、2018年の55品種に次いで2番目に多く、2年連続で50品種の大台を超える結果となりました。

特Aに選ばれた品種のうち、最も多かったのがこしひかりの16品種、次いでにこまるの5品種、つや姫の4品種が選ばれています。こしひかりが圧倒的に多く、日本人の味覚にマッチした品種であることがうかがえます。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事