お茶碗一杯のお米の量とは
普段何気なく食べているお茶碗一杯分のごはんは、品種や炊き方などによっても変わってきますがおよそ150グラムが基本となります。ごはんを炊く前のお米の量は65グラム程度となります。当然のことながら、お米の粒の量は炊く前と後で変わりませんが、重量は約2.3倍になります。
お米は1,000粒で約20グラムの重さになります。そのため、1合(150グラム)のお米の場合、およそ7,500~8,000粒になる計算です。炊き上がった1合のご飯をお茶碗に盛ると、お茶碗二杯分になるので、一杯当たり約4,000粒入っていることになります。
では、お茶碗一杯のお米を収穫するには、田んぼの稲はどの位必要でしょうか。稲の1株には穂がおよそ22本、1つの穂には籾がおよそ70粒ほどついています。そのため、稲1株から22本×70粒=1,540粒収穫できる計算となります。つまり、お茶碗一杯のお米を収穫するには稲2株が以上必要であることが分かります。必要な田んぼの面積は、収穫量から計算すると約1平方メートルとなります。実りの悪い稲もあるため、およその面積となりますが、バケツ苗などでできたものでもお茶碗一杯分になりそうです。
お茶碗一杯が150グラムの場合、白米なら252キロカロリー、玄米なら248キロカロリーと、さほど大差はありません。それでも玄米が体に良いとされているのは、食物繊維が白米よりも豊富であり、白米よりも硬く弾力が強いため、食べ応えも得やすいためです。玄米からは食物繊維の他、ビタミンやミネラルも摂取できますが、バランスの良い食事であれば白米でも栄養素に全く問題ありません。
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