新米と表示できる期間はいつまで?
白くてもっちりとし、ツヤツヤとした新米は秋の味覚の代表的存在でもあります。毎年、新米を楽しみにしているごはん党の方も多いのではないでしょうか。
お米屋さんやスーパーなどで売っているお米は、秋になると「新米」と表示されたシールが貼られていたり、のぼりが立っていたりします。では、「新米」と表示できる期間はいつまででしょうか。答えは、お米が生産された年の年末(12月31日)までとなります。そのため、年末に精米、包装されたお米は年明けになってもお米屋さんやスーパーに陳列されることになります。
お米の収穫は南から北上し、収穫するのは基本的に年に1回となるため、年が明けて1月1日以降に精米、包装されたお米も、年内に生産されたお米と実は同一のものです。「新米」と表記するための法律があるため、同じお米であっても年が明けてから精米したお米は「新米」と表記できなくなります。そして、次の年の収穫期を過ぎても売っている前年産のお米は、「古米」となります。新米がお店に出回ると、それまで出回っていたお米は全て古米となるイメージもありますが、超早場米もあるため、新米と古米の線引きが難しい品種もあります。
新米は、香りや甘み、粘りや噛み応えなど、味わう程にお米の一粒一粒のおいしさが口に広がります。収穫したばかりの新米は、その時期だけの貴重なものです。新米は年に一度の限られた期間しか味わえないので、新米が出回り始めたら新米の美味しさを十分に堪能しましょう。
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