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日本に最初に伝わった赤米ってどんなお米?

稲作が日本に伝わってきたとき、そのお米は現在のような白米ではなく、表面が赤い赤米でした。

現在、私たちが一般的に食べている白米のルーツが、どのようなお米であったのかは、はっきりとわかっていません。赤米が突然変異して白米が生まれたという説や、赤米とは別の種類として日本に伝わったという説など、さまざまな説があります。

伝来当初は赤米が食べられていましたが、奈良時代からは白米の生産量が増えてきました。しかし赤米は白米に比べて冷害や干ばつ、病気などに強いので育てやすく、長きにわたって多く栽培されていました。

アンチエイジング効果の高いポリフェノールなど、栄養価の高いお米なので、現在でも赤米を食べている人は少なくありません。特に白米に混ぜて炊くと食べやすく、食感の違いも感じられておいしいと評価されています。

白米に赤米を混ぜてお米を炊く場合の赤米の割合、は、白米の1~3割程度がおすすめです。赤米いりのご飯の炊き方は、白米の炊き方とほとんど同じですが、注意したいのが、水に浸す時間です。赤米の方が浸水しにくいので、最初に赤米を水に浸します。給水時間は1時間~5時間程度。浸水時間をいろいろ試してみて、好みの硬さを見つけましょう。

赤米を浸水させたら洗った白米に、浸水させた水ごと赤米を合わせます。浸水させた水には赤米の栄養が溶け出しているので、こうすることで無駄なく栄養を摂取できます。

その後は白米をいつも通りの時間浸水させて、炊飯するだけでOKです。このときに、隠し味として塩をごく少量入れると、よりおいしくなります。

おいしくて健康にもよい赤米をふだんの食事に取り入れてみませんか?

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