お米の賞味期限や消費期限とは
お米は、野菜や果物などと同じように生鮮食品として扱われているので、それらと同様に賞味期限や消費期限は記載されていません。しかしその代わりに、精米年月日を記載することが法律で義務付けられています。お米や野菜、果物は温度や湿度、保存方法によっても美味しく食べられる期間は変動するため、賞味期限が記載されていません。一般的にはお米が美味しく食べられる期間は、精米してから春は1ヶ月前後、梅雨や夏は3週間前後、冬は2カ月前後となります。ですが、この期間を過ぎたら美味しくなくなる、というワケではありません。
お米の賞味期限は決まっていませんが、見た目に問題がないからといって、いつまでも保存して食べられるということはありません。時間の経過とともに酸化し、味や品質も確実に落ちてしまい、食感もパサパサになります。
お米は「直射日光」や「高温」「湿気」が苦手です。これらを避けて密閉容器に入れることで虫がつきにくくなり、ニオイも防げます。保管場所としては冷蔵庫の野菜室が適していますが、1つだけ注意が必要です。お米はニオイも吸収してしまうので、冷蔵庫の中のニオイがお米に移り、炊いた時に鼻につくようなニオイを発することがあります。そのため、しっかりと密閉して保管することが望ましいでしょう。
スーパーでは5キロや10キロでお米が売られていることが多く、そのまま袋に入れた状態で保管する方もいます。冷蔵庫の野菜室での保管がお米にとって最適ですが、10キロの米袋をそのまま入れるのはなかなか難しいことです。そのため、ペットボトルやジッパー付きのビニール袋など、小分けにして入れると保管しやすく、鮮度も長持ちします。
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