玄米ってどんなお米?
お米には、加工の仕方によって玄米や発芽玄米、精米や無洗米に分けられています。この中の玄米は、収穫された籾から籾殻だけを取り除いた、精米されていないお米のことです。玄米は栄養価が高いことで人気がありますが、通常の白米(精米)とどのような違いがあるのでしょうか。
玄米は白米とカロリーはほぼ一緒ですが、食物繊維は6倍も多く、ビタミンは2~12倍、そしてミネラルは1.5倍~4倍、さらには副栄養素も多く含まれています。白米の場合、これらの副栄養素は野菜やおかずなどから摂取する必要があります。
玄米に含まれているビタミンやミネラル、食物繊維や酵素などの副栄養素は腸内環境を整えてくれる働きがあります。食物繊維を摂っていても便秘が治らなかった人が、玄米を食べて改善するのは食物繊維の効果だけでなく、その他の副栄養素もバランスよく含まれているためです。腸内環境が良くなると、必要な栄養素を吸収できるので毒素が溜まりにくく、美肌にもつながります。
玄米は消化が悪く、白米よりも少し硬めなのでよく噛んで食べる必要があり、噛む回数が必然的に多くなります。最低でも一口につき30回、理想は50回噛むことです。しっかりと噛むと満腹中枢が刺激されるため食べ過ぎの防止にもなり、普段食べすぎてしまう方は適正な体重に近づくのではないでしょうか。
また、全身の免疫細胞の6~7割は腸に集中しています。腸内環境が悪いと免疫細胞の働きも低下してしまいますが、玄米を食べることで免疫力が高まることが期待ができます。
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