改めて知りたいコシヒカリの特徴や風味
スーパーでもよく見かけますし、食卓に並べているという方も多いコシヒカリ。高級米というイメージもある品種ですが、その特徴や風味を探っていきましょう。
コシヒカリが生まれたのは1956年、福井県での事でした。その後すぐに新潟県の推奨品種に指定されました。なぜ新潟なのかですが、気候や風土を考えた時、最適であると判断されたのが新潟県だったからです。その後、改良が重ねられて新潟県や福井県ばかりではなく秋田県、さらには九州地方でも栽培されるようになりました。
大きな特徴は強い粘りと香りで、この2つの要素は美味しいお米にとって大変重要といわれています。双方を持ったコシヒカリはその特徴を生かして、新品種の開発が行われました。例えばあきたこまち、はえぬき、ひとめぼれなど聞いたことがある品種たちが実はコシヒカリがその源にあるのです。
コシヒカリならではの強い香りとうま味の秘密はアミロースとアミノペクチンです。これらはデンプンの主成分でそれぞれが粘り気とうま味に直結しています。2つのバランスが絶妙だからこそ美味しさもまた強く感じられるのです。
コシヒカリには濃い味付けの料理が、相性がよいとされています。和食ばかりではなくハンバーグなど主菜の味が強いものにも米の味が負けないのです。もちろん、薄味の和食でしたらさらに米のうまみを感じられます。お米をしっかりと感じたいという方全てにお勧めできる品種がコシヒカリなのです。
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