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お米が私たちの手元に届くまでの流れ

日本の主食であるお米は、さまざまな作業を経て食卓へと届けられます。どのようにお米が栽培されているのか、大まかな流れをみてみましょう。

まず4月頃に、水田に植えるためのお米の苗を育てます。土を入れた専用の育苗箱に、お米の種を蒔きます。やがて芽が出て、苗になるまで大切に育てられます。

5月ごろに苗が育ったら、水田に苗を植え付けます。植え付けた苗は水田に根を張って、新しい茎を増やしていきます。この状態を「分けつ」と呼んでいます。

分けつが終わる頃には茎もどんどん育っていき、茎の芽の部分では稲穂が生まれる準備が始まります。茎の中から緑色の稲穂が出てくるのもこのころです。

稲穂が出ると次々に稲の花が咲きます。一つの稲穂に約100~200個もの稲の花が咲き、雄しべの花粉が雌しべにつくと、雌しべの根元が膨らみ始めます。この根本の部分が米になるのです。

雌しべの根本の膨らみが大きくなると、稲が実ってきた証拠です。稲の重みで穂先が頭を垂れるようになり、稲穂は美しい黄金色になります。稲穂が実ってきたら、もう田んぼの水は必要ありません。水を抜いて収穫を待ちます。

9月になって稲の葉や茎も黄金色になると、いよいよ収穫の時期です。稲を刈り取り、しばらく乾燥させた後に、稲からお米の部分を取る脱穀作業が行われます。脱穀後は籾がらを取り除いて、お米(玄米)の状態にして貯蔵されます。その後、流通業者から小売店へと運ばれ、お米屋さんが精米をして、白米にした状態で販売します。

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