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捨てる所なし!様々な用途に利用される稲

稲はイネ科の一年生植物で、その種子が米となります。稲から取れるお米はご飯として食べるだけでなく、餅や団子、煎餅などのほか味噌や醤油、酢といった調味料など、さまざまな食品に加工して食されています。お米なしには日本の食文化は語れないほど、重要な作物といえるでしょう。

お米は稲の種子の部分ですが、お米以外の部分も、さまざまな用途に利用されています。稲を収穫すると、稲からお米を取る脱穀作業が行われます。このときに、茎や葉の部分である「藁」が出ます。脱穀後に米から籾を取り除く籾摺りの工程では、「玄米」と「籾殻」に分離され、玄米が精米されて一般的なお米として販売されます。そして、精米時にできるのが、「米糠」です。

玄米以外の発生物は、不要物として捨てられるわけではありません。優れた資源として、さまざまな用途に活用されています。

藁は飼料や肥料として使われるほか、生活用品の材料や建材として古くから活用されてきました。このほか、燃料としても利用されています。

米糠も飼料や肥料に使われるほか、糠床などの発酵食品の材料としても活用されています。また昔から、石鹸や洗剤代わりとしても利用されてきました。

籾殻は土地改良材や肥料、燃料のほか、クッション材として果物や野菜の箱に詰めるなど、さまざまな用途に利用されています。

お米として食べる以外に稲は、家造りや生活用品など生活にまつわるあらゆるところで無駄なく使われているのです。

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