幅広く愛される「もちひかり」の魅力とは
「風さやか」は平成23年の3月に品種登録された長野県オリジナルの米で、親となるイネ2品種は父親が「ゆめしなの」、母親が「北陸178号」というものです。中晩生品種で、栽培に適しているのは標高600m以下であるといわれています。
その名前ですが、信州のすが清々しい空気の中で育てられたことをイメージして名付けられました。あっさりとした風味ながらも噛むほどに甘味が出てきて適度な粘りがあり、冷めても美味しく食べられるためにお弁当にも適していると言われています。
米を生み出す技術は、地域栽培指針に沿って作られています。
統一された栽培マニュアルと地域ごとの特性マニュアルを踏まえて作られるからこそ、品質が高いのです。
風さやかは、農薬や化学肥料の使用を厳しく制限されており、専門家により官能試験をクリアした高品質で味も良い米と認定されていて、マークも米袋に入っているのです。そして同じ品種の中でも、炊飯後16時間経過しても、食味や硬さ・粘りの低下が少ないかどうかという試験を行い、これをクリアしたものは統一パッケージにて販売されています。
順調に品種登録まで進んだように見える風さやかではありますが、平成22年の猛暑での品質低下問題や難しい問題もありました。しかし現在では長野県における水稲のうち、コシヒカリ・あきたこまちに次いで第3の品種となっています。そして年々増加傾向にあるのです。さまざまな食べ方提案もなされており、大きな可能性をまだまだ秘めた品種ともいえます。
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