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お米をお茶碗に入れることを、なんというかご存知ですか?

これから出てくる文章の○○を埋めて読んでみてください。ご飯を食べるとき、お茶碗に○○。お茶碗にご飯を「入れる」という人はいませんか?もし今日までお茶碗にご飯を入れると言っていた人はちょっと言い方を変えたほうがいいのかもしれません。というのも、通常ご飯をお茶碗に「つぐ」とか「盛る」とか「よそう」というのが一般的なのです。地方によっては入れると使用する事もあるようですが、「つぐ」「盛る」「よそう」が一般的のようです。

なぜご飯を「よそう」なのか、深く考えた事が無かった人も多いのではないでしょうか。「よそう」という言葉の語源は「装う」という事になります。装うというと服や身だしなみを整えるようなときに使う言葉です。これとご飯がどんな関係があるのでしょうか。ご飯を器に入れて食べる用意を整えるという語源から「お米をよそう」というような使いまわしをするようになったという事です。家で「ご飯をよそってあげようか」などという使いまわしで、これまでに使っていた人の中で、装うという意味で語源を知っていた人は少ないかもしれませんね。ちなみに入れるという言葉はお茶碗の時には使わずに、口の中にご飯を入れるというようなときに使います。

日本語は難しいものがあり、海外の人で、日本語を学んでいる人からしてみれば、ご飯が装うというのはとても意味が分からない事になるかもしれません。ご飯をお茶碗に入れるときはよそう、つぐ、盛る、これらを覚えて正しく使えるといいですね。

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