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日本の米の消費量から見えることとは?

毎日食卓にあるというイメージの米。日本における消費量はどの程度なのでしょうか。そのピークは昭和37年度の118.3キロで、その後減少傾向にあるのです。

平成2年度は70キロ、平成17年度は61.4キロ、平成28年は54.4キロまで減少しました。米を炊く割合に関しては、昭和60年は15%ほどでしたが平成29年には29%程度にまで回復しました。

とはいえ消費量が減少傾向にあることには変わりがなく、首都圏のスーパーでは10キロの米を取り扱わないというところも増えているようです。単身世帯や核家族化、高齢者の一人暮らしが増えて10キロ袋の需要が減ってしまったのです。代わりに2キロ袋の売り上げが伸びているという背景もあります。

一世帯当たり、どのくらい米に支出をしているのかを見てみると平成30年度は1年で24314円です。これはパンの30554円より低くなっています。このように消費量は減少しているのですが、外食割合が減っているあります。その結果、パックご飯や冷凍ご飯が成長しています。ですから、日本は米が嫌いになったというわけではありません。

消費拡大を目指すべくキーマンとされている20~30代の方々にお米の良さを理解し食べてもらうために、アンテナショップを開いたりレシピ教室を開いたり、さらには健康志向の方々向けに玄米関係商品を提案したりとさまざまな努力がなされています。また米粉や飼料用の米の生産を増やすことで全体消費量をあげる試みも行われています。

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