お米は3つの種類があるって知ってた?
私たちがふだん食べているお米には、うるち米やもち米というように、日本でもさまざまな種類があります。
お米は、日本だけでなくアジア諸国など世界の色々な国で食べられているため、2万種類以上の品種が栽培されています。これらのお米は、大まかに次の3つの種類に分けることができます。
1つ目はジャポニカ種です。ジャポニカ米とも呼ばれますが、楕円形の短いお米で、日本や朝鮮半島、中国の東北部、ヨーロッパの一部の地域、アメリカ、オーストラリアなどで栽培されている品種です。日本で一般的に食べられているうるち米やもち米もジャポニカ種であり、でんぷん質が多いため加熱すると粘り気とつやが出るのが特徴です。しかし、世界で生産されている割合は低く、全体の20%となっています。
2つ目は、インディカ米です。ジャポニカ種に比べて細長い形で、日本ではタイ米やジャスミンライスとも呼ばれています。中国の中南部、タイ、インド、ベトナム、フィリピン、アメリカ南部などで栽培されており、生産量は世界一。最も普及しているお米です。でんぷん質が少ないため、加熱するとパサつく性質があります。ピラフやカレーなどに最適なお米です。
3つ目は、ジャバニカ種です。ジャポニカ種の一種であると考えられており、熱帯ジャポニカとも呼ばれています。東南アジアなどでよく食べられているお米ですが、この他にもアメリカやブラジル、アフリカ、ヨーロッパのイタリアやスペインでもよく見かけます。大粒で幅が広いお米で加熱すると粘り気がありますが、あっさりとした味です。
日本ではジャポニカ種が一般的ですが、エスニック料理などでは、他の種類のお米を使ってみるのも楽しいのではないでしょうか。
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