無洗米とは?おいしさの決め手は水加減
最近、店頭でよく見かけるのが無洗米です。無洗米とは、お米を研がずに、そのまま水に浸して炊くことができるお米です。仕事や育児に多忙で「お米を研ぐのが面倒」、冬場に冷たい水でお米を研ぐと「手が荒れる」などの不満を解消してくれる便利な商品として人気が高まっています。
これまでお米といえば、まずは洗ってお米の表面についているごみや糠を取り除く必要がありました。この作業を「洗米」と呼んでいます。しかし、近年は精米や保存技術が進歩しているため、一般的なお米でも昔のようにお米を強くこすり合わせて、糠を取り除く必要はなくなりました。
さらに、無洗米では洗米の必要はありません。無洗米は、精白したお米の表面に付着している糠などをあらかじめ取り除いているので、そのまま使えます。お米本来のおいしさはそのまま残して、表面の不要物のみを取り除くため、保存性が高く、ふっくらとおいしく炊きあがるというメリットがあります。そして、水を使わないので節水にも役立ちますし、濁った研ぎ汁の排水量も大幅に軽減できるので、環境にも優しいお米として高く評価されているのです。
無洗米のおいしい炊き方は、水加減です。無洗米の水加減は米1に対して、水が1.4~1.5がおすすめです。普通のお米は米1に対して水が1.2程度ですから、無洗米の方が水加減はやや多めと覚えておきましょう。
無洗米専用の計量カップを使えば、簡単に水加減ができます。専用の計量カップがない場合は、米1カップにつき水1カップと大匙1~2杯加えればOKです。もし、お米3カップであれば約100ミリリットルのお水を加えれば、ちょうどいい水加減になります。
無洗米に適した水加減でおいしいご飯を炊いてくださいね。
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