新米はいつ収穫されたものをいうの?
新米はみずみずしく、お米のおいしさが際立つとして人気です。新米とは、その年に収穫されたお米のことをいいます。これに対して、前年に収穫されたお米を古米と呼んでいます。
ではいつからいつまでに採れたお米を、新米というのでしょうか。食品表示法では、次の2つのうちいずれかの条件を満たしている場合のみ「新米」と表示してもよいと決められています。
その条件の1つ目は、玄米が生産された年の12月31日までに商品用として包装されたもの。2つ目は、玄米が生産された年の12月31日までに精白され、商品用として包装されたものです。
つまり収穫された年の年末までに出荷されたお米が「新米」と表示されるわけですね。このため、お店で新米と表示されたお米が販売されるのは、秋から翌年の初め頃までとなります。しかし、これはあくまでも食品表示法で規定されているものであって、この期間を越えたからといって、古米になるわけではありません。お米が収穫された時期から、次のお米が収穫されるまでの時期のものを新米とするのが一般的です。
新米は、水分を豊富に含んでいることが特徴です。水分があり細胞組織が軟らかいので、短時間で炊きあがるのも特徴です。このため新米はいつもよりも、やや水加減を少なめにするのが、おいしく炊くコツとされています。一般的なお米はお米1に対して、水は1.2程度です。新米はお米1に対して水は1.1程度にする方がおいしく炊き上がります。
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